okatai3のフォトブログ (テーマ別)

雲南省・羅平・元陽(菜の花・棚田)

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2003年2月24日~3月3日、8日間の「雲南省撮影旅行」から無事帰国しました。
イラク戦争開戦直前を反映して、空港のチェックは大変厳しく、関空ではフィルムのX線検査を断ったら、1本1本ケースを開けて目視検査されました。 
撮影旅行の前半の「羅平」は菜の花、後半の「元陽」は棚田です。

<参考> 雲南省・昆明 を中心とした 「中国地図」 はここをクリックしてください。   
「羅平」 「元陽県・新街」 はそれぞれをクリック願います。  
地図は画面を大きくして、縮小・拡大・スクロールができます。

番外-雲南省・羅平・元陽・地図
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「昆明」の東にあるのが菜の花の「羅平」。
「昆明」の南「建水」のさらに南の「元陽県」にある「南沙・新街」が棚田の中心地です。

381-羅平・菜の花
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「羅平」は普通の農村地帯で、棚田の元陽ほど秘境ではありません。
「昆明」から東へ150kmのあたりに位置します。昆明から鉄道も通じています。

382-羅平・菜の花2
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菜の花畑の大きさも中国らしく、半端ではありません。中国では菜種油は重要な食料品で、しかも全国どこでも採れるわけではありませんから、生産可能な雲南省で沢山生産されているのでしょうね。

383-羅平・菜の花3
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この集落はなぜか菜の花畑に埋もれていました。

384-羅平・菜の花4
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まるで日本の農村風景です。声をかけたらすぐに返事が返って来そうな雰囲気でした。

385-羅平・菜の花5
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菜の花畑に小山が点々と聳え立ち、独特の風景を作っています。
耕せるところは全て菜の花畑。中国では水田だけではなく、こんな段々畑を含めて「梯田」というようです。

番外-雲南省・羅平・牛街・九龍瀑布・地図 
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方位は左が「北」です。
羅平の町の外は全て菜の花畑です。
また、菜の花畑に小山が点在する独特の地形です。

386-羅平・菜の花6
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以下、「♪♪菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 霞深し ・・・・・・♪♪」
とはまた違った「中国の菜の花畑」をご覧ください。

387-羅平・菜の花7
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388-羅平・菜の花8
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389-羅平・菜の花9
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390-羅平・菜の花10
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391-羅平・菜の花11
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「菜の花畑の夜明け」を連続してご覧いただきましょう。夜明け前から高い山に登り、カメラを構えました。

392-羅平・菜の花12
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393-羅平・菜の花13
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394-羅平・菜の花14
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日の出です。

395-羅平・菜の花15
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396-羅平・菜の花16
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朝霧です。山を降りて町へ帰る途中で、思わずシャッターを切りました。

397-羅平・菜の花17
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羅平の農村風景です。遠景に小山が連なっています。

398-羅平・菜の花18
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人々の活動も始まります。

399-羅平・菜の花19
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水牛が追われて行きます。

400-羅平・菜の花20(牛街)
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羅平の近郊、「牛街」の風景です。観光ポスターでも時々見かけるようになりました。

401-羅平・菜の花21(牛街2)
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402-羅平・菜の花22(牛街3)
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403-羅平・菜の花23(牛街4)
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404-羅平・菜の花24(牛街5)
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405-羅平・菜の花25(九龍瀑布)◎
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九龍瀑布。これも羅平近郊の有名な観光地です。

2003年2月24日~3月3日、8日間の「雲南省撮影旅行」の前半、「羅平・菜の花」の報告はこれでオシマイです。

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2003年2月24日~3月3日、8日間の「雲南省撮影旅行」後半、
「元陽の棚田」を見ていただきましょう。
*「元陽」Yuangyangは昆明の南200kmで建水の南45kmに位置します。

341-元陽・棚田
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日本では想像もできないスケールの大きさの棚田に圧倒されながらの撮影でした。

342-元陽・棚田2
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「元陽」は雲南省もベトナム国境に近い南部にあり、60kmほど南へ行くともうベトナムです。雲南省の省都「昆明」から田舎道を走り継ぎ、途中「建水」で1泊して、バスで2日がかりで到達したのです。

今は昆明~建水間には高速道路、建水~元陽間にも自動車道路が完成して、もっと楽に行けるようになりました。

343-元陽・棚田3
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少数民族が営々と築き上げた棚田です。漢民族に追われた人たち、日本で言えば平家の落ち武者、を想像するのは間違いでしょうか。棚田の上下の標高差は1000Mはありそうです。比叡山脈や生駒山脈が全部棚田です。畝1段の高さが2メートルほどあります。人間の勤勉さに思わず頭が下がります。

344-元陽・棚田4
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太陽の反射も豪快でした。

345-元陽・棚田5
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日が落ちて来ました。

346-元陽・棚田6
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夕照もスケールが違います。

347-元陽・棚田7
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日が落ちると谷底から雲が湧き上がって来ました。

348-元陽・棚田8
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昼間の棚田です。

349-元陽・棚田9
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日暮れ前の棚田です。

350-元陽・棚田10
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日が暮れてくると、空の色が棚田にきれいに写ります。
しかしながら、ずっと同じ場所で見ていると、目が慣らされてしまって、この色の変化になかなか気がつきません。

351-元陽・棚田11
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翌朝は日の出前から撮影です。朝日が反射します。まるで抽象画です。

352-元陽・棚田12
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朝日の反射の撮影は時間との競争です。

353-元陽・棚田13
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朝日が昇ると、棚田や棚田にはりつく村をめがけて、谷間から雲が湧き上がってきます。

354-元陽・棚田14
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棚田にはところどころ小さな村がはりついています。谷の向こう側に見える村でもそこへ行くのは簡単ではありません。 何百メートルも斜面を下り、谷川へたどり着いたとしても、橋なんかありません。何十キロも下流に一箇所だけある橋を渡らなければ向こう岸には行けないのです。われわれには想像もできない過酷な生活があるのでしょうね。
自分の田んぼへ通勤するのだって、そう簡単ではありません。

355-元陽・棚田15
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中国は歴史始まって以来の経済発展の最中にいます。こんな村にも電気が引けました。パラボラアンテナでテレビが見られます。

356-元陽・棚田16
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元陽滞在中に私は誕生日を迎えたのですが、バースデイケーキが出てきたのには大変驚きました。 小麦を常食としない米作地帯ですから、もしテレビがなかったら、ケーキを作れといっても現地の人には理解できなかったのではないかと思います。それにしても旅行会社の杉野社長や通訳の彭(ホウ)さんが現地でよくケーキを作らせることができたと感心しました。写真を撮って置くべきでしたね。さすがに味は中国のケーキ・「タンカオ」そのものでしたが・・・。

357-元陽・棚田17
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棚田全体の割りに高い位置に生活道路があって、この道路が各集落を結んでいます。われわれが苦労なしに撮影ができるのも、この道路のお陰です。こんな高い山の頂の木の茂っているところに、泉が湧き出ていて、棚田を潤しています。それも奇跡に近いと思いますが、村落共同体には水の分配で争いが起こらぬよう、高度な取り決めがあるのです。棚田築造の技術力と勤勉、維持に必要な誠心誠意、畝1段の高さと小型バスの大きさを比べてみてください。棚田はまさしく人間の英知の所産です。

358-元陽・棚田18
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棚田による稲作農業には高度な自治力や土木・耕作技術力が必要です。この地域はその要件もちゃんと満たしているのです。

359-元陽・棚田19
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この村に国際標準の「経済性」が攻めて来るのもそう遠い将来のことではありません。棚田の米作りが経済性だけで評価されるようになったら、このあたりの文化や生活は崩壊してしまいます。

360-元陽・棚田20
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もちろん棚田を維持していくことも大変難しくなるでしょう。ここの人たちの勤勉さを見ていると、「この人たちこそわれわれ日本人のルーツではないのか」と感じます。この生活と文化を壊さないようにすることは、われわれ人類の責務のような気がします。

361-元陽・棚田21
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集落の中です。少数民族が住んでいます。われわれ日本の集落とは異なった雰囲気なのに、なぜかなつかしさを感じます。

362-元陽・棚田22
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土の壁(日干し煉瓦)にわら屋根です。

363-元陽・棚田23
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沢山の人がきれいな紺の民族衣装で集まっていました。でも、われわれは集落の中心部へ入るのを断わられました。

364-元陽・棚田24
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結婚式やお祭りなら見せてくれるはずです。とっさに「死んだのか?(死了口+馬?スーラマ?)」と聞いたら、「そうだ。(死了。スーラ。)」という答えが返ってきました。集落を上げての葬式の最中だったのです。

365-元陽・棚田25
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往き帰りに通過した広東省広州市はもう夏で、日が暮れてからでも20度はあったのに、帰国した大阪は寒い雨と雪で、落差が激しすぎます。でも好きな写真を撮り、「食は広州にあり」といわれるほど美味しい広東料理を食べた後ですから、体調は快調、これほど素晴らしい旅行はそうざらにはありません。 
帰国してから少し経って、SARS騒動が起こりました。われわれが広州を通過した時には、すでに広州ではSARSが発生していたのです。危ないところでした。

2003年2月24日~3月3日、8日間の雲南省撮影旅行・後半の「元陽棚田」の報告はこれでオシマイです。

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371-元陽・棚田26(再訪)
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朝夕の陽光と雲の彩りを映す棚田に魅せられて、2004年03月05日~09日、再び雲南省・元陽県・新街を訪れました。
関空を飛び立ってすぐ、昆明まで、ずっと飛行機は厚い雲の上でした。

372-元陽・棚田27(再訪)
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雲を突き破って昆明空港に到着。あくる日の夕方、バスで300kmほど南の元陽に着いたのですが、標高1,600mほどの新街は全て雲の中、一週間前からこの状態が続いているとのことでした。 

373-元陽・棚田28(再訪)
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雲の中の元陽は、棚田どころか目の前もよく見えない有様で、車は昼間からヘッドライトを点灯して、徐行していました。

374-元陽・棚田29(再訪)
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訪問の時期は2003年より一週間ほど遅かったのですが、2003年の爽快さとは打って変わって寒く、おまけにベッドまでが湿っぽく、布団を二枚重ねても震えてしまうほどでした。

375-元陽・棚田30(再訪)
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前年、2003年に来た時にはまだなかった新築のホテルなのに、暖房が入れてなかったのです。それでも人々は平然としておりました。

<蛇足>
★「棚田」は中国語では「梯田」(ティー・ティエン)といいます。
★雲南省・元陽県の行政の中心は「南沙」という町(標高230m)です。けれども、多くの棚田の村々の、事実上の中心となっているのは「南沙」の南西に位置する「新街」という町(標高1,600m)で、ここにホテルなどもあります。
「元陽」は県名、「南沙」・「新街」は鎮名です。「南沙」と「新街」は直線距離で10kmです。
★雲南省の省都「昆明市」は、人口が608万人を超える大都会ですが、内陸部に位置するだけに、標高が1,900mもあります。日本はおろか世界でも、こんな高い標高にこんな大都会がある例は少ないのでしょう。「大都会でいろいろ便利なのにもかかわらず空気が薄い」ということを利用して、オリンピックの強化合宿がたくさん行われたのも当然ですね。

番外-新街
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左上が棚田の中心地「新街」です。画面には沢山の棚田も集落も見えますね。

376-元陽・棚田31(再訪)
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日本では、冬が過ぎると、一日一日、薄皮を剥ぐように暖かさが増し、朝早くから立ち込めていた濃い霧も、昼ごろにはきれいに晴れ上がってしまいます。いわゆる「海洋性の温帯気候」です。

377-元陽・棚田32(再訪)
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一週間も二週間も霧が晴れないなんてことはありません。けれどもこの元陽には四季はなく、乾期と雨期しかありません。「大陸性の亜熱帯気候」がどんなものかを身をもって体験しました。

378-元陽・棚田33(再訪)
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滞在した二泊三日はずっと寒い雲の中でした。現地では十日以上もこんな天気が続いていたことになります。

★関空を飛び立って、広東省広州空港まで2,250km、雲南省昆明空港まで1,000km、ずっと厚い雲の上を飛びました。まず、その雲のスケールの大きさに驚いたのですが、現地ではその雲が十日以上も居座っていたのです。こんなことがあるなんて、今でも信じられませんね。

379-元陽・棚田34(再訪)
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おかげで出来上がった写真はご覧のとおり。当初の目的からすれば最悪の撮影旅行となりました。それはそれなりに楽しかったのですが。

380-元陽・棚田35(再訪)
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機会を見つけてまた来ましょう。楽しみは後へ残して置くこととしましょう。


371~380 で 2004年03月05日~09日 雲南省元陽・棚田再訪の報告 はオシマイです。

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by okatai3 | 2008-12-05 15:42